フコイダン

フコイダンは、「フコダイン」と呼ばれることもありますが、「フコイダン」が正式名称です。フコイダンは、昆布やモズク、ワカメなどの海藻のヌルヌルに含まれる成分で炭水化物なのです。炭水化物にも様々なものありますが、その中でも多糖類に属します。多糖類とは、多くの糖が集まった多糖体の一種であり、多糖体とは多くの糖が分子レベルで結合したもので、最近、新たな健康物質として注目されています。

フコイダンの成分

このヌルヌルとした成分にはアルギン酸、ラミニンなどが含まれているということから注目を浴びて います。アルギン酸、ラミニンには、カリウムの働きで体内の塩分を吸着して血圧を下げるほか、コレステロールの抑制作用、血圧降下作用などもあることが判ってきています。このヌルヌル成分は、海藻の葉の粘膜管から分泌され、葉や茎が痛んだときに、そこから細菌が進入しないように防いでいます。 フコイダンという物質そのものは、約100年前に発見されていたのですが、ほとんど人々には知られてはいませんでした。1996年の日本癌学会でフコダインの制癌作用が報告されてから健康食品として注目を浴びるようになりました。その後、テレビ番組や雑誌などでも度々取り上げられ、一気に人々の注目が集まりだしたのです。

フコイダンの効果

フコイダンの働きとしては、ガン細胞を自滅させるアポトーシス作用を起こすといわれます。アポトーシスとは、「細胞が自分で自分を死なせてしまう」しくみのことで、生物のすべての細胞は、このアポトーシスのスイッチを持っているのです。わかりやすい例を挙げると、おたまじゃくしがカエルになるとき、尻尾が失われるのもアポトーシスの働きによるものなのです。

正常な細胞は、寿命やその前でも異常が現れたりすると自滅のスイッチが入って、自ら消滅していきます。生物の細胞には、細胞が異常環境によって老化したときに、自滅するように指令する遺伝子が組み込まれており、この働きで体内では古い細胞が消滅し、新しい細胞が生まれる代謝が繰り返され、身体の健康が保たれているのです。ガン細胞は、この自滅スイッチが作動しないで増殖を繰り返してしまいます。

フコイダンは体に入ると、すばやくガン細胞のもとにだどりつき、ガン細胞膜にある自滅スイッチを押し、DNAが破壊されるのです。また、がん細胞は、直径が2mm以上になると、自分自身の酸素と栄養補給のために、新しい血管を作り、がん細胞は成長を加速し、その血管を通して転移も起こるのです。フコイダンには、この血管の生成を抑制する働きがあると考えられています。 つまり、フコイダンは正常な細胞には悪影響を与えないので、今までのがん治療法である「抗がん剤」「放射線療法」などに替わる代替医療にもなりうるのではないかと言われているのです。

フコイダンの摂取方法

フコイダンの摂り方についてです。フコイダンは健康商品ですので、摂る量に決まった基準はありませんが、フコイダンの摂り方は、病気の種類や身長、体重、年齢などによって変わります。フコイダンは、様々な研究により、副作用の心配のない食品であることが証明されています。多く摂りすぎても特に心配はありませんが、何事も適量というものがあるります。多く摂取したからといって効果が上がるとは限らないので、必要以上摂ることは避けたほうが無難です。

フコイダンの選び方のポイントは、どんな品質のフコイダンを含有していて、摂取する量の中に何gのフ コイダンが含有しているかが明記されていることが大事です。そして、できるだけ、それらの公的証明書が示されているフコイダンが理想です。フコイダンの飲み方は、空腹時がおすすめです。空腹時は、からだが食べたものを消化吸収するはたらきが高まりますので、空腹時に飲むのは生理学的に大変理にかなっています。健康維持が目的の場合は、朝起きたときと、夜寝るときの2回に分けて飲むことをおすすめします。

飲む際には、口にふくませ、ゆっくりと流し込むように飲むようにします。これは、口の中の口腔粘膜や舌下粘膜というところからも栄養分が吸収されるためです。自分でわからない場合には、信頼できる医師や薬剤師に相談することをお勧めします。フコイダンの保存方法ですが、液状タイプは開封後冷蔵庫に保管するようにしましょう。錠剤、カプセル、粉末タイプは常温保存で大丈夫です。どのタイプでも直射日光にあたる場所での保管は避けてください。

Copyright 2007-2013 健康情報アイランド All Rights Reserved.